林業

体力勝負の危険な仕事

林業の仕事は森林に入って樹木を伐採し、それにより木材などを生産していきます。樹木は植樹したら勝手に生えていくかというとそういうわけでもないです。特に人工林は植樹から伐採するまで途切れることなく下刈りや間伐、枝打ちなどの手入れをしていかないといけません。

 

樹木が大きくなって売れる太さにまで育つためには何十年もかかりますが、育てている間というのは大きな収入にはならないです。しかし、そこをおろそかにしてしまうと全然お金にならないということにもなってしまいます。きちんと手入れを行わないと利用価値がある売れる資源にならないということです。

 

第二次世界大戦後の高度経済成長期に海外から割安な輸入材が大量に入ってしまうと共に林業従事者がどんどん減少していくわけです。1960年ごろには44万人ほどいた林業従事者が現在は5万人前後に減少していますが、環境保全に関する意識やアウトドア志向が高まって、林業や森林レンジャー、樹木医など森林を対象にした仕事が注目を浴びてきています。

 

林業の仕事は肉体的にきつい仕事ですし、体力勝負の側面があります。特には現場まで急斜面を1時間近くも重い作業道具を背負って登らないといけない時もあり、夏場であれば1日にペットボトル何本もの水を飲まないと脱水症状を起こすほどの汗をかきます。きついからと言って気を抜いてしまうと大きな事故につながることがありますので、作業中は気を抜いてはいけないです。

 

林業従事者は高齢化していますので、20代や30代の働き盛りの人を求めています。全国森林組合連合会は厚生労働省の委託による林業就業支援事業や林野庁の補助による「緑の雇用」現場技能者育成対策事業を実施しています。林業に就業したい人に対するサポートも行われています。